夏休み二十七日目。

今日は終戦（しゅうせん）記念日でした。
みんなは戦争について知っているでしょうか。

やく五十年ほど前、ちょうどみんなのおじいさんやおばあさんが子どもだったころ、
戦争が終わりました。
日本は他の国と争いを起こしていたのです。
いろいろなことがありました。
いろいろな人が勇気をふるって戦ったり、
きずついたり、なくなったりしました。
一言では言えない苦しみや悲しみがあったのです。

その年の八月十五日に、天のうがラジオを通して、
戦争が終わったことを国民に知らせました。
それを記念した日です。

先生も、戦争は体験していません。
先生がうまれる三十年ほど前に、戦争は終わっていたからです。
でも、戦争について、学校でもおうちでも、
何度も何度も話を聞きました。
その苦しさを二度とくり返すことのないように、
戦争を知っている人が、知らない人に、
伝えていこうとしていたのだと思います。
先生が小さいころは、八月十五日が近づくと、
テレビでは一週間ほど戦争の番組を放送していました。
さいきんは本当に少なくなったと思います。


先生が知っていることを少しでもみんなに
伝えていきたいと思っています。


今日一日がみんなにとって実り多い日でありましたように。